身近にある食べ物なのに、あまりよく理解されていない納豆。
納豆の素朴な疑問にお答えします。
Q&A
Q:納豆は冷凍できますか?
A:できます。納豆菌は休眠状態となり、発酵を一時的にストップする事ができます。解凍は冷蔵庫で1日置けばOKです。 ただし、冷凍された大豆は若干、食感が変化してしまいます。やはりできたての納豆のようにはなりません。
Q:二次発酵はどういう状態ですか?
A:明確な基準はありませんが、納豆菌は大豆タンパクからアミノ酸(旨味)を作り出す発酵をしますが、さらに発酵が進 むとアンモニア(臭い)を作り出します。さらに、分解を進めドロドロしたり、白いブツブツが出てくる場合がありま す。チロシンというアミノ酸の結晶なので、体に悪くないのですが、食感が悪いため嫌われます。山口納豆は、これを 発生させない添加物を使っておりません。
Q:二次発酵はいつから始まりますか?
A:保存温度や季節によりマチマチです。夏場に常温で放置すれば1日ですし、冬場に冷蔵庫に入れておくと1ヶ月ほど大 丈夫な場合もあります。基本的には賞味期限を目安として、冷蔵保存してください。
Q:納豆の洗い物が嫌なのですが、なんとかなりませんか?
A:納豆菌は水溶性なので、水で洗い流す事ができます。なおスポンジにつくと流れにくくなるので、先に手で流してから スポンジで洗ってみてください。
Q:納豆はどれくらい食べるのが健康的ですか?
A:1日2パック程度です。他に大豆製品を日常的に食べられる方は、1日1パックが適量です。大豆はそこそこカロリー もあり、1カップ40gで40cal程度。また、大豆イソフラボンやセレン等の大変貴重な栄養素も摂りすぎは禁物です。
Q:納豆の栄養素をとるにはどういう食べ方がいいですか?
A:栄養素にはあまり神経質にならずに美味しく続ける事がおすすめです。
ただし、ナットウキナーゼ(血栓溶解作用)は70度で死滅します。納豆は血液をサラサラにする効果がありますが、オーブンにかけたり炒めたりすると効果は期待できなくなります。でき れば、ゆで上がったパスタにあえる、焼きあがったパンに乗せる等、直接火にかけないようにすれば、効果抜群です! また、納豆は栄養抜群ですが、ビタミンA・Cはあまり含まれていません。 納豆はあらゆる栄養素を含んだ完全食と言われますが、ビタミンA・Cはほとんど含まれていません。それを補うのはな んと定番の「ネギ」です。ネギを入れると美味しいと感じる人間の味覚は素晴らしいものです。
Q:納豆は朝食べた方が良いのですか?
A:食べたい時に食べれば良いのですが、ナットウキナーゼの効果を最大にするには、血液が固まりやすく、血栓ができ やすい深夜の就寝中に効くようにすると効果的です。ナットウキナーゼの効果は摂取後数時間後と言われているため、 夕飯で納豆を食べると、最も血栓ができにくくなると言えます。
Q:納豆はたくさんかきまぜた方が良いのですか?
A:栄養価的には大きな意味はありません。ネバネバのグルタミン酸が旨味成分として増えるので、美味しく感じるかもしれ ません。かき混ぜない納豆、かき混ぜた納豆、お好みのかきまぜ具合を見つけるのもオススメです。